脳梗塞と歯周病
先日インターFMの番組でダースレイダーさんという方がゲストでいらしてお話をお聞きしました。
若くして 脳梗塞や糖尿病で杖をついていたり片目が見えなくなったり30代でガンで5年の命と言われましたがそれを超えて頑張っている方です。ご家族もあり娘さんもいらっしゃいます。
今 その著書を読んでいますが 私立武蔵高校を出て浪人時代にHIPHOPと出会いそのまま東大に合格したという強者です。
そのまま大学へは行かずにHIPHOPの道を突き進んでいる方です。
僕などは両親が亡くなり 自分は若いつもりでも周りから自分が年なのだと思い知らされ次は自分が死ぬんだなと毎日死ぬことばかり考えて落ち込んでいましたが ダースレイダーさんの本を読んだり話を聞いて前向きに頑張ろうと思えるようになりました。
私も8年前に脊柱管狭窄症になり手術をしましたが ボルトが外れてまた地獄の1年間を過ごしました。
当時の日記を見ると歩いている人が羨ましいと書いてあります。 その後30年来の私の患者さんの中にゴッドハンドと呼ぶべき整骨院の先生がいらっしゃって 半年間毎日ロキソニンを6錠ぐらい飲んでいましたが お陰様でそこから解放されました。月に1度の施術で解放に向かい今ではバイクにも乗れるしスノーボードやbmxも出来る様になりました。走ったり泳いだりもしています。
自分でも日々トレーニングをやりましたが 整体や整骨院は本当に腕が良いのか勉強しているのかで天と地の差がありますね。
歯科も同様だと思います。どの業界も同じだと思いますが。
今の日本は歯科と医科は分かれています。実は歯周病が動脈硬化を引き起こし脳梗塞や心筋梗塞また糖尿病や肺炎にも関わっているのですが ほとんどの方がご存じないと思います。
私は30年前から初診の方にはお話をして来ましたが 多分皆さん自分事とは捉えていないと思います。
ダースレイダーさんにも歯周病との関係を知って頂ければ良い方向に向かうのではと思いました。
先日も趣味で知り合った方が 歯医者に通っていてセラミックを何本も入れている方がいました。ところが歯茎が赤く口臭もあり一度来てみたらと言いました。やはり案の定、歯茎は出血だらけでした。当医院でお手入れの仕方をご指導した所 もう1週間で出血も収まり始め1ヶ月後には治りました。 実はCMでも言っているように国民の8割は歯周病なのです。
日本の歯科医院では 歯周病は治してくれないという事ですね。
日本の保険制度は 歯科医院にも患者さんにも良くありません。赤字で経営が成り立たないのは30年以上前から言われていました。野村総研の報告でも歯科医院の行く末は悲惨だと結果が出ていました。
歯の健康は全身の健康に関わる問題ですが 皆さん 歯では 死なないのでどうでも良いという感覚だと思いますし 保険診療に埋没している歯科へ行っても歯は 良くなりません。
僕は大学を出てから顎関節症の治療と称してまずは健康な上の歯を全部削られてしまいました。そのままキチッとした治療も受けずに 何年もいました。頼れる歯科医が 居ませんでした。その後下の歯も全て削り 噛み合わせを高くしました。
結局大学時代の親友が一番丁寧で上手なのでやっと落ち着きましたが 何百万もかけて何箇所もの歯科医院へ行きましたが 全て無駄でした。 コンセプトや丁寧さ技術が 無い歯科医ばかりでした。
かみ合わせは 難しいのです。
話を戻しますが 私も脊柱管狭窄症のあと右足のつま先にいまだ 力が入らずびっこを 引いています。先日は都内を歩いていたら後ろから来たカップルの女に踵を踏まれ 謝れと文句をお言いましたが 逆ギレされ男にどやされました。
歩くのがちょっと遅いだけですが 少しビッコなのでタイミングが悪いのでしょう。
しかし街も歩くのに後ろまで気を使わねばならないのでしょうか?
ダースレイダーさんも新宿で今は端っこをゆっくりしか歩けないと書いてあります。
失って初めて健康のありがたみが分かる。弱者の気持ちが分かるのですね。
ダースレイダーさんの本には 色々と考えさせられました。
皆さんもお読みになってみてください。ここまでお読みくださり
ありがとうございます。