インプラント

インプラント治療について

30年以上前からインプラントはありますが 日進月歩です。

最近のインプラントは例え骨が少なくても腫れないで骨の手術をせずとも

インプラントが出来る様になりました。3年前とは違います。

新しい術式やインプラントが開発されています。

上顎への骨の手術は腫れて期間もインプラントが入るまでに1年もかかっていましたが、

最新の方法は3か月~4か月でインプラントがはいります

 

インプラントの仕組み

インプラント体
(人工歯根)

「インプラント体」は、顎の骨に埋め込まれる人工的な歯根であり、治療の基盤となります。一方、「アバットメント」と呼ばれる部品は、ドリルで顎の骨に穴を開けたところに埋め込まれ、時間とともに顎の骨と一体化します。このアバットメントは、インプラント体と一体化している場合もありますが、どちらにしても、インプラント治療において欠かせない部品です。これらの部品が適切に組み合わさることで、患者さんの口腔機能と美しさを回復することができます。

アバットメント
(支台)

アバットメントとは、インプラント治療において重要な役割を果たす部品です。これは、上部構造とインプラント体を連結し、人工的な歯を支える役割を担っています。具体的には、インプラント体に取り付けられたアバットメントの上に、人工の歯を装着することで、歯の機能と美しさを取り戻すことができます。
なお、インプラント体には義歯はついておらず、アバットメントはいわば「人工歯の土台」となる重要なものです。

上部構造
(かぶせ物)

「上部構造」とは、人工的な歯を指します。これは、アバットメントに取り付けられ、外部に見える部分です。上部構造には様々な種類があり、その質感や色合いは口元の美しさに直結します。インプラント治療においては、上部構造の選択が審美性に大きな影響を与えるため、自然な見た目を実現するために、歯科医師との相談を通じて最適な上部構造を選ぶことが大切です。

当院の
インプラント治療の特徴

痛みや腫れの少ないインプラント治療

当院では、インプラント治療において痛みや腫れを最小限に抑えることに注力しています。通常、骨造成が不要な場合は痛みや腫れをほとんど感じません。骨量が不足している場合には、骨造成治療が必要となり、一時的な腫れや痛みが生じることがあります。
治療は表面麻酔を行った後に局所麻酔を行うため、治療中は痛みをほとんど感じません。治療後は適切な鎮痛剤や抗生物質を使用して、痛みや腫れを軽減します。また、治療前には丁寧な説明を行い、患者さんが治療の過程や腫れの対処方法を理解できるようにサポートします。
多くの患者さんが安心して治療を受けられるように工夫しており、治療後に痛みや腫れをほとんど感じないという声も頂いています。

CTを用いた綿密な診査・診断

CTを用いた綿密な診査・診断当院では、最新の歯科用CTを活用した綿密な診査・診断を行っています。特にインプラント治療において、CT撮影による診断は非常に重要です。当院では先進のCTを導入し、骨の構造を立体的に正確に把握することが可能です。このため、鼻の粘膜や骨の位置などを詳細に把握し、より安全で効果的な手術が可能となります。

難症例のインプラントにも対応

難症例のインプラントにも対応当院では、難症例のインプラントにも対応しています。例えば、埋入する部分の骨が薄い場合でも、骨を厚くする治療を行うことで手術が可能になる場合があります。また、歯の位置が悪い場合や隣の歯が倒れ込んでいる場合には、部分的な矯正治療を併用することで、より良い状態でインプラント治療を行うことができます。
患者さんのニーズや状況に合わせて、適切な治療プランをご提案し、安心して治療を受けていただけるよう努めています。

即日インプラント治療

当院では、抜歯と同日にインプラントを埋め込む「即時インプラント」技術を提供しています。通常は抜歯後数ヶ月間待ってからインプラント治療を行いますが、骨の状態が適切であれば、抜歯と同日にインプラントを埋め込むことが可能です。この方法には歯が早く入るという利点のほかにも、さまざまなメリットがあります。

インプラントの
メリット・デメリット

インプラントのメリット

天然歯に近い咀嚼力の回復

インプラント治療における咀嚼力の回復は、天然歯に近い感覚をもたらします。インプラントの素材である軽量で頑丈なチタンを用いて、顎の骨に埋め込まれる部品は、天然の歯根に近い構造を持っています。このため、インプラントが骨と結合すると、天然の歯と同様の咀嚼力を取り戻すことができます。噛む力がほぼ回復するため、硬い食べ物でも十分に咀嚼することができます。

違和感が少ない

インプラント治療では、入れ歯やブリッジと異なり、隣の歯に引っかけることなく単独で支えるため、口の中での違和感がほとんどありません。ただし、初めのうちは口の中に新しいものが入った感覚に戸惑うことがあるかもしれません。また、天然歯と異なり、インプラントは歯根膜を持たないため、少し違った使用感がありますが、慣れれば自然な感覚を取り戻すことができます。

脱離するリスクが低い

インプラント治療におけるリスクの低さは、入れ歯やブリッジと比べて優れた特長です。インプラントはしっかりと顎の骨に結合するため、入れ歯のようにすぐに外れることはありません。また、長期予後においてもブリッジよりも耐久性が高く、取れたり外れたりという心配が少ないのがメリットです。

天然歯に近い見た目の再現

天然歯に近い見た目の再現も、インプラント治療の魅力の1つです。インプラントの上部構造にはセラミックやジルコニアが使用され、これらの素材を駆使することで天然歯とほとんど区別がつかないレベルでの見た目を実現します。

健康な歯を削る必要がない

インプラント治療では健康な周囲の歯を削る必要がありません。一方で入れ歯やブリッジでは、両隣の歯に金属のバネを引っ掛けたり、両隣の歯を大きく削る必要があります。これに対して、インプラント治療では周囲の歯を傷つけることなく、1本の人工歯根で歯冠を支えるため、他の歯を守る意味でも有益です。

顎の骨が痩せるのを防ぐ

インプラント治療は顎の骨の痩せることを防ぐ役割も果たします。通常、歯が抜けると、欠損した部分の骨は時間の経過とともに吸収されていきます。しかし、インプラントを埋入することで、この骨の吸収を防ぎ、顎の骨が痩せることを予防することが可能です。インプラントは人工的な歯根として顎の骨にしっかりと結合し、骨の吸収を防止するため、長期的な顎の健康を保つことができます。

インプラントのデメリット

保険がきかない(自由診療)

保険が適用されない自由診療となります。入れ歯やブリッジには保険で治療が可能な場合もありますが、インプラント治療は保険が効かないため、費用の負担が大きくなります。

手術が必要になる

インプラント治療には外科的な手術が必要です。顎の骨に穴を開ける手術が行われ、これには一定のリスクが伴います。顎の骨には大きな神経や血管も通っており、慎重な手術が求められます。

治療期間が長い

インプラント治療は、保険治療の入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長くなります。通常、入れ歯やブリッジの保険治療は1ヶ月前後で終了しますが、インプラント治療は上顎の場合は2〜6ヶ月、下顎の場合は2〜4ヶ月程度かかります。
この長い期間は、施術が複雑であるためではなく、インプラント体と骨が結合するのを待つ免荷期間が必要だからです。この結合が確実に行われることで、インプラントが安定し、しっかりとした土台ができるため、長期的な治療の成功を支える重要な段階です。

術後はメインテナンスが必要

インプラント自体は金属(チタン)やセラミックで構成されているため、むし歯にはなりません。しかし、周囲の歯や歯茎は普通の歯と同様に生きている組織であり、適切なケアが必要です。メインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎や歯茎の問題が生じる可能性があります。定期的な歯科医院でのメインテナンスは、インプラント治療後の健康を保つために重要です。

経済的な負担が大きい

インプラント治療は経済的な負担が大きいと言われています。保険が効かないだけでなく、1本のインプラントの費用は数十万円以上になることがあります。しかし、医療費控除を利用したり、分割払いやデンタルローンを活用することで、負担を軽減することが可能です。経済的な負担を心配する場合は、これらの支払いオプションを検討することが重要です。

インプラント・
ブリッジ・入れ歯の比較

 

インプラント

 

ブリッジ

入れ歯

治療法 歯根を失った場合、インプラントを埋め込み人工歯を装着する方法 両隣の歯を土台にして、失った歯に人工の歯を支える方法 金属の留め金を用いて、歯を失った場所に取り外し可能な固定装置を設置する方法
メリット
  • 顎の骨に固定し、自然な感覚で噛むことが可能
  • 硬いものを噛む力が回復する
  • 周囲の歯を損傷せずに装着可能
固定式なので、装着しても違和感が少ない。
  • 健全な歯を削ることなく、ブリッジのように補える。
  • 治療が比較的簡単。
見た目
日常の手入れ ×
保険適用 ×
治療期間
4ヶ月~1年(状態による)

2週間~2ヶ月

1~2ヶ月
治療時・治療後のリスク
  • 顎の骨にインプラントを埋め込む手術が必要
  • 全身に疾患がある場合、治療が制限されることがある
  • ブリッジの固定に際し、健康な歯を削る必要がある
  • 隣接する歯に負担がかかる可能性がある
  • 空気漏れにより発音が困難になることがある
  • 隣の歯へのバネの負担が大きい
  • 噛む力が通常の30~40%に低下する
  • 手入れのために取り外す必要がある
  • 安定性が低く、すぐにガタつきやすい

低侵襲の
インプラント「即時荷重法」

当院の即日インプラントは、『即時荷重法』を採用しています。手術当日から白い仮歯を装着し、患者さんは即座に普段通りの食事ができます。これにより、手術後すぐに『歯がない状態』になることなく、生活に支障をきたさずに済みます。従来のインプラント治療では、インプラントを装着後、3〜6ヶ月の長期間を要し、顎の骨との結合を待つ必要がありました。
しかし、即日インプラントはこの期間を不要とし、無切開・無剥離で行うフラップレスインプラントにより、手術当日から普段通りの食事が可能となりました。この方法は臨床データも増え、科学的な根拠に基づいた確かで安全な治療法として提供されています。さらに、治療に必要な通院回数も大幅に減少し、特に遠方からの患者さまにとっては来院の手間が省けます。

骨の足りない方への
インプラント治療

骨造成

骨造成は、骨を増やすための手術のことです。インプラント治療の際に、顎の骨の高さや厚みが不足している場合に行われます。歯周病や加齢によって骨が不足すると、インプラントが骨を突き抜けたり歯肉から露出したりするリスクが高まります。骨造成手術を行うことで、骨の量や厚みを増やし、インプラント治療の安全性を高めることができます。

骨が足りないなどの理由でインプラント治療を断られた方などは当院までご相談ください。

治療後は定期的に
メンテナンスを

治療後、インプラントに問題がないと油断してメンテナンスを怠ることがあります。しかし、インプラント周囲炎に罹患すると、数年後にはグラグラし始め、最悪の場合、顎骨から抜ける可能性があり、長期的な使用ができなくなります。メンテナンスでは、歯周病の有無を確認し、歯ぐきの炎症が見られる場合は歯垢や歯石を除去し、炎症を鎮めます。また、毎日のケア方法に問題があれば、正しいケア方法を指導します。歯科医院と自宅での歯磨きは、インプラント周囲炎の予防に不可欠です。