子どもの歯科矯正
小児矯正へのこだわり
矯正専門医ではない私が何故矯正を始めたのか?
1985年頃 アメリカからかみ合わせと全身の関係を解く先生方の情報が日本に入って来ました。アメリカ発祥の小臼歯を4本抜く矯正は顎関節症を引き起こすというものでした。大学でもその方法しか習っていませんでした。
私の娘が5才でこのままでは歯並びが悪くなると思いましたが 当時の矯正歯科では 12才ごろに綺麗な小臼歯を4本も抜くしかないという状況でした。そこで色々と調べたところ 抜かないで矯正をしている先生方がいらっしゃることが分かりました。そこから色んな先生の研修会へ参加しました。
その当時日本歯科大学の小児歯科の教授が 拡大矯正の講習会を開いていました。
大学では教えてくれないけどご自分の講習会では こんな事をやっているのかと思いました。
矯正の先生方への配慮だと思いました。
娘は小学1年生から拡大する床矯正から始まりました。1日中拡大装置を入れてくれました。
永久歯が生え揃う中学2年生まで頑張ってくれました。大変だっと思います。その後進化して半日の装着で効果のある装置が出ました。どんどんと方法も進化しています。矯正が楽になっております。
日本へ入って来たのはアメリカ方式の矯正だけだったのです。その後数々の講習会へ参加しましたが ドイツやオーストラリアでは 子供の時に歯並びを広げて 歯が並ぶスペースを作るのでした。さらに重要なのが舌の訓練や正しい嚥下の仕方を習う事でした。全く大学で習ったことは違いました。いまだに日本の大学教育は変わっていません。
矯正の目的が 健康な歯を4本も抜いてまで やる事なのかと思います。抜くのも大変です。苦痛を伴います。。歯の本数も減ります。 私は自分の子供にはやりたくないと思いました。
それをライフワークにやって参りました。
歯は 見た目と物を食べるためだけではないのです。
三叉神経は上顎神経と下顎神経で中脳に 直結しています。
歯の関係は うつ病などの神経症状にも関係あると思われます。
ドイツやオーストラリアでは一般的な方法が子供のうちに歯並びの土台の歯槽骨を広げていくという方法の方が体に優しい方法だと私は信じております。
単なる歯並びを整えるだけの矯正で良いのでしょうか?世界を見渡せば全く違うコンセプトの矯正があるのです。アメリカ式形態回復の矯正からヨーロッパ式機能回復のための矯正へと変わってほしいと思っています。
子供の口呼吸や反対咬合は、早目の対応が重要です。子供の歯科矯正は、5才から行なっています。
※小学生の乳歯治療は、保険対応しています。口呼吸や反対咬合に気づいた場合は、お気軽にご相談ください。
矯正相談は無料にて行なっております。お電話にてご予約をお取りください。
症例
抜かずに広げる小児矯正
BEFORE
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