-レントゲン検査-
歯を支えている骨の状態を調べる検査です。歯周病は、歯を支えている骨を溶かすので、現在の骨の状態を見極めます。
-歯周ポケット検査-
歯周ポケットの溝の深さを計測することで、どの場所の歯周組織に異常があるかを判定します。4mm以上の深さの場合は歯周病が進行する可能性が高くなります。
-出血検査-
歯茎の出血を確認します。出血の有無により炎症がある場所を判定します。出血がある場所は、歯周炎の可能性が高くなります。
-歯石除去-
スケーリング歯の見えている歯茎より上の部分(縁上)の歯石除去をスケーリングといいます。歯石が確認された方には、スケーラーと呼ばれる器具を使用して、主に歯の表面の歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を除去していきます。
-SRP(スケーリング・ルートプレーニング)-
歯周ポケット内などの歯茎の中(縁下)の歯石除去をSRP(スケーリング・ルートプレーニング)といいます。定期検診で行う検査にて、SRPの処置が必要と判断された場合は、歯周治療の領域に移行し、歯周ポケットの内部に溜まった歯石を除去していきます。
-PMTC-
PMTCとは、歯科医師や衛生士といった専門家が(Professional)、専用の器械を使用して(Mechanical)歯を(Tooth)磨く(Cleaning)ことです。歯や歯肉を傷つけない専用の器械を使い、ご家庭の歯磨きでは落としきれない汚れや歯垢を除去すると同時に、表面をツルツルに磨くことで歯垢がつきにくくなり、むし歯や歯周病の予防になるというメリットもあります。PMTCで歯をクリーニングすると、むし歯や歯周病の原因となるバイオフィルムの除去が可能です。バイオフィルムはヌルヌルと粘着性が高く、また、菌の増殖力が強いために抗菌剤などの薬剤が届きません。歯みがきや洗口剤だけでは落としづらく、専門的な処置が必要なのです。また、コーヒーや紅茶、赤ワイン、タバコのヤニなどによる頑固な着色汚れを取り除くので、健康的で美しい歯本来の白さを取り戻すことができます。
-歯磨き指導・お手入れ方法-
歯周病の患者様に限らず、多くの方は自己流の歯磨き方法がほとんどでしょう。しかし自己流で歯磨きしてしまうことで、磨き残しにより虫歯や歯周病を促進させてしまったり、強く磨き過ぎることで、歯茎を傷めるようなことになってしまいます。
なまため歯科医院では、「丁寧な歯磨き指導」を行っております。